2014年06月28日

夏風邪について


宮崎も梅雨入りし、ここ最近は毎日雨の日が続いていますね。
梅雨どきは単に気分がすっきりしないというだけでなく、雨や曇りの日は蒸し暑かったり肌寒かったりするのに対し、晴れれば真夏のように暑さが厳しかったりで体調を崩しやすい時期でもあります。短い期間で気温や気圧が大きく変化するため、その変化に体がついていけず自律神経の働きが乱れやすくなることが要因になっていると考えられます。
キッズでも最近は、高熱・のどの痛みなどの症状がみられる、いわゆる「夏風邪」症状の利用が多くなっています。今回はそんな「夏風邪」でも、子どもを中心に流行る手足口病・ヘルパンギーナ・咽頭結膜熱(プール熱)についてと、夏風邪に似た症状のみられる溶連菌感染症についてお知らせします。

手足口病

・コクサッキーウイルス、エンテロウイルスなどが主な原因で飛沫・接触感染。
・例年、報告数の90%前後が5歳以下と乳幼児が占めている。
・3〜6日間の潜伏期間ののち手のひら、手の甲、足底、足の甲、膝、おしりなどに水疱性の発疹が現れる。
・発熱は患者の約3分の1にみられるが、あまり高くならないことがほとんどである。
・症状が治まったあとも、ウイルスの排出が約一か月程続くので、学校伝染病には指定されていない。症状が落ち着けば登園・登校可能。

ヘルパンギーナ

・コクサッキーウイルスが原因になることが多いが、エコーウイルスなどもヘルパンギーナを起こすことがある。飛沫・接触感染。
・2〜4日間の潜伏期間ののち、突然の高熱で発症。
・口の中に水疱や潰瘍ができるため、のどや口腔内に激しい痛み。
・手足口病と同様に症状が治まったあとも、ウイルスの排出が約一か月程続くので、学校伝染病には指定されていない。症状が落ち着けば登園・登校可能。

咽頭結膜熱(プール熱)

・アデノウイルスが原因であり、飛沫・接触感染。
・6月ころから徐々に流行しはじめ、7〜8月にピークとなることが多い。
・4〜5日間の潜伏期間ののち、38〜40℃の突然の高熱で発症。
・熱は高熱が4〜5日ほど続き、のどの痛みや結膜炎症状(目の充血や目やに、かゆみ)を伴う。
・解熱後2日経過するまでは登園・登校禁止。

予防とケアについて

・予防接種や特効薬はありません。とにかく手洗いやうがいなどをしっかり行うことが予防になります。
・便中にもウイルスがあるので、おむつを交換する際は、排せつ物を適切に処理し、しっかりと手洗いを行いましょう。
・のとが痛いため食べたり飲んだりができず、脱水を起こす可能性もあるため、こまめに水分補給を行いましょう。のどごしのよいもの(ゼリーやプリンなど)が食べやすく、のどの刺激になるような辛い
・酸っぱいもの、熱いものは避けましょう。

夏風邪と間違えやすい溶連菌感染症

38~39℃の発熱とのどの痛みがみられ、夏風邪と似た症状の病気に、溶連菌感染症があります。
・A群β溶血性レンサ球菌(溶連菌)が原因であり、飛沫・接触感染。
・2〜4日間の潜伏期間ののち、突然の発熱・のどの痛みで発症。
・特徴は、舌がイチゴのように赤くはれ、手足だけでなく胸部にも赤い発疹ができる。
・発症のピークは冬〜春にかけてと、初夏。
・夏風邪がウイルス性なのに対し、溶連菌感染症は細菌性のため抗生物質が有効。
薬を飲み始めると比較的早く熱が下がったり、のどの痛みも和らぎますが、途中で内服を止めると溶連菌の繁殖力は強く、ぶり返す事があります。処方された薬は確実に最後まで服用しましょう。

看護師からのアドバイス

Go To Top