地域活動

核家族化が進んでいる近年、「おじいちゃん」「おばあちゃん」と同居の家庭は、極々稀にしか存在しません。また、少子化という現代の流れもあいまって一人っ子も決して少なくはないと思います。こういった環境の中で、異なる年齢の方々との交流は非常に重要となっています。当園では、積極的に地域活動を行う事で、「おじいちゃん」「おばあちゃん」「おにいちゃん」「おねえちゃん」から日頃味わうことのない経験をさせて頂いています。

老人ホーム慰問

老人ホーム等の訪問には、基本的に年長の子ども達が行きますが、訪問した帰りには色々な質問が飛び交います。「どうして、あのおばあちゃんは泣いたの?」「どうして、おじいちゃんは手が震えていたの?」等。その答えを子ども同士で話し合ったり、保育教諭に答えを求めたり…。「さびしいんだよね」「うれしかったんだよね」の言葉の中に、ちゃんとお年寄りを敬い大切にしなければならない気持ちが育っているのを感じます。人を敬い大切にする気持ち、また人の生き死にの事にまで発展させて考える力を養っています。

中高生ボランティア受け入れ

中学・高校の生徒・学生との交流を定期的にはかっています。一日の生活の流れを園児と共に過ごすことによって、学生達は自分の幼年時代に想いを馳せるようです。また、弟妹のいないことで小さな子ども達と触れ合えるのを楽しみにしていたり、自分の弟妹に重ね合わせて、とても上手にお世話してくれたりもします。保育園で園児の様子を見て、改めて親子の絆の深さを実感したり、一人ひとり違う気持ちを抱いている園児を通して「命の重さ」を考えたりもするようです。毎年、この活動を行ってよかったと思えるような、すばらしい感想文が生徒・学生から返ってきています。

看護大学生の実習園

今般、保育園と医療関係が連携して、養護・看護の両方から子どものケアに当たるべきだという見方が強まってきています。特に重篤な場合を除いて、「病児保育」の実現ということも必要だと思います。

当園では、看護師を配置し医療の目で園児を見守るという手立てをとっていますが、一層の充実とネットワーク作りの先駆けとして、看護大学の学生の実習受け入れを行っています。看護師、保育教諭、介護士、カウンセラーという職種が十分に設置されることを希望して、学生の育成の為にも、お互いの専門分野を分かち合いたいと考えています。